全国的に学校のきまり(校則)の見直しが行われています。これまでその時代の流行(ファッション)により,きまりが細かくなり禁止事項が増えていきました。中には「なぜ禁止なのか」説明が十分にできないものもあります。さらに,LGBT(心と体の制の不一致)で悩む生徒への配慮や異常気象による激しい寒暖差への対応なども求められています。本校でもR5年度,本格的に学校のきまりの見直しに取り組みました。特に見直しにあたり重要としていることは,『先生が生徒に守らせるきまり』から『生徒自身が考え互いに守り合えるきまり』にすることです。そのため,R5年度は1学期にきまりについて多くの授業で学び,意識調査を行うと①きまりは必要である。②きまりは互いに学校生活を楽しくするもの。③きまりは自分たちで守るものという結果でした。2学期は,具体的に『富竹中学校のきまり』について検討し,生徒会が意見を集約し校長に要望します。また,保護者代表としてPTA役員・地域代表として学校運営協議員にも意見をいただき,教職員で検討し決定します。3学期は2月から試行期間として,現3年生にも新校則を体験してもらい,R6年4月から実施となりました。きまりがなく自由になると,一人一人に責任が求められます。今の富竹中生ならば,生徒会を中心に主体的にきまりを守れると信じています。今後は、生徒会を中心に継続的に見直しを行っていきます。
※現行と見直し後のきまりを載せます。ぜひ、比較してご覧いただくと「生徒の主体性を尊重したきまり」となっていることがおわかりいただけると思います。
見直し前の「学校のきまり」↓
R5 服装・頭髪のきまりについて≪生徒手帳より≫
見直し後の「学校のきまり」↓
R6~・服装・頭髪のきまり改訂版富竹中学校のきまり 改定版