今年の夏休みに、市内公立中学校の「職場体験学習」が実施されました。「職場体験学習」は、生徒達の進路選択において、とても重要な学習です。それは、実際に職場に入り仕事を体験することで、働くことの尊さ・厳しさ・喜びを肌で感じながら、最終的に仕事のやりがいを学ぶことができるからです。さらに、職場体験を通して社会人としての礼儀やマナーや自分の適性を知る機会にもなります。中学生のこの時期に、将来の自分がどんな職業に就いているのかをイメージすることは、来年度の進路選択にも大きく影響します。
また、巡回指導の多くの先生方から「普段の学校生活では見られない生徒達の真剣に仕事に取り組む姿に感動した。」と聞き、とてもうれしく思いました。今回、体験する職場は基本的に保護者の職場にご協力を願いました。やはり普段、自分達を育てるために親がどのような思いで働いているのかを実際に感じることができ、その思いに答えようと自然に真剣になっているのだろうと想像できます。
コロナ禍が過ぎて間もない今、まだまだ中学生に体験をさせる余裕はどの職場もないと思います。それでも快く受け入れてくださった保護者や多くの企業の皆様に、心より感謝申し上げます。この後は、職場で学び感じたことを「職場体験レポート」にまとめる予定です。保護者の皆様もぜひ各ご家庭でご覧ください。
