校長室より

 2026.04
校長室より(令和8年度)

 本校は、南に富士山の秀麗を仰ぎ、北に南アルプスの山並みを眺め、そして悠久の貢川の流れに育まれた自然豊かな甲府盆地に位置します。昭和61年の開校以来、「品位と活力」のある清新な校風の樹立をめざして教育活動に取り組み、昨年度、記念すべき創立40周年という大きな節目を終えました。本年度は、その輝かしい伝統を次世代へと引き継ぐ、新たな一歩を踏み出す年となります。

 正門を入って真っ先に目に留まる校舎の壁には、開校以来変わらず、躍動を意味する「波頭(はとう)」の模様が表現されています。これには、富竹中学校の生徒が時代の荒波を乗り越え、生き生きと活動するようにという願いが込められています。
本校の教育信条は、**「和と創造」**です。玄関前に建立された記念碑に刻まれたこの精神を、私たちは今も大切に受け継いでいます。

「和」
生徒には: 個性を認め合い、相手を思いやる心と感謝の心を持ち、互いに高め合うことで共に成長してほしいと願っています。
教職員には: 互いの強みを活かし、組織として一丸となって生徒を支える「チーム学校」の力を最大限に発揮することを期待しています。
「創造」
生徒には: 自らの可能性を信じて挑戦し、失敗を恐れず一歩一歩前進してほしいと願っています。
教職員には: 変化の激しい時代を見据え、創意工夫と柔軟な発想を持って、生徒一人ひとりの資質・能力を育む教育を展開することを期待しています。

 近年、学校のあり方は大きく進化しました。全校生徒がICT端末を自在に使いこなし、自律的に学ぶ姿が日常となっています。また、これまで生徒会を中心に取り組んできた「学校のきまり」の見直しも着実に定着し、自分たちの学校生活を自分たちの手でより良くしようとする主体的な姿勢が、本校の新たな文化として根付いています。
 令和8年度は、この主体性をさらに加速させ、時代のニーズに応じた教育環境の整備を進めてまいります。その象徴的な取り組みとして、本年度より「指定ポロシャツ」を導入いたしました。これは、過酷な夏季の気象状況から生徒の健康を守る熱中症対策であると同時に、多様性を尊重し、生徒自身が状況に応じて選択できるようになっています。

 40年の歴史に感謝しつつ、その伝統の上に新たな価値を積み重ねるべく、学校教育目標「自ら学び、考え 自他を敬愛し 心身ともに健やかで 創造性豊かな生徒の育成」の達成に向け、全職員が心を一つにして邁進する所存です。

 本年度も本校の教育活動に対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 校長  望月 光洋